ボーディングスクールに入ると、ネイティブと同じように大学の授業を受けることになるので、母国語を英語としない留学生は非常に苦労します。最初の学期は、教授の言っていることが何も聞き取れないこともよくあります。クラスメイトの助けを借りて、やっと授業を理解することも珍しくはありません。ボーディングスクールでは、そういった母国語を英語としない学生向けに特別な英語レッスンを行っています。
学校の授業の前や後の時間帯に授業を受けるのです。ノートのとり方からレポートのチェックまでしてくれます。大学では学生にレポートの課題を毎回のように出します。レポートの良し悪しがその授業の単位に影響しますので、下手なレポートは出せません。
特に留学生はレポートの体裁や英文に自信が無いケースが多いので、提出前には必ず英語のレッスンの先生に見てもらうのが良いです。最初の頃は、赤字のチェックがたくさん入ることもありますが、ここでガッカリしてはいけません。多くのボーディングスクール卒業生の日本人も同じような体験をしています。最初はダメでも何回も繰り返していくうちに、書き方のテクニックが分かってきます。
海外で好まれるレポートの体裁は日本人が苦手とするものです。一番最初に結論を書き、後から具体例でメッセージを補強するテクニックは、書き慣れていないと難しいものです。最初は1つのレポートに何日も掛かったとしても、徐々に1日で終えられるようになると成長を感じられるはずです。