日本では、みんな同じような一律の教育をすることが特徴ですが、このような方針に警笛を鳴らす意見もあります。アメリカやイギリス、カナダ、スイス、ニュージーランドなどには、このような教育とは真逆の教育をしている学校があります。それがボーディングスクールです。ボーディングスクールは全寮制の学校で、日本を含めさまざまな国から子供たちが留学生として集まっています。

アジアからも、日本だけではなく韓国や中国などからの留学生がいます。最近では、日本人よりも韓国人の留学が多くなっているようです。ボーディングスクールの教育とは、子供一人一人の資質を高めていくことに重きを置いています。そのため、ひとクラスの生徒の人数は、多くても12人程度に留め、先生が一人一人の教育やサポートができるようになっているのです。

また、生徒が自分の個性に気づき、可能性を自ら広げ、将来を切り開いていけるような指導を大事にしています。キャンパスは広大な自然に囲まれた中にあり、音楽ホールやシアター、アートセンターなどの芸術関係の施設も充実しています。これは、子供たちの感性を磨くことが大切だと考えているからです。アートセンターの中には、子供たちが作った作品が並べられ、いつでも鑑賞できるようになっています。

また、さまざまな種類の楽器も揃っていて、これらの個別の指導も受けられるのです。さらにジムも完備されていて、トレーナーから指導を受けながらトレーニングを行うことも可能です。

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